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抗議とは?/ アイフル

[ 362] [WSJ] 仮想ディズニーランドの閉園にファンが猛抗議 - ITmedia News
[引用サイト]  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/22/news085.html

米Walt Disneyにとって、ディズニーランドの仮想バージョンをWebに開設する作業は比較的簡単なものだった。だが同社はその閉鎖にかなりてこずっている。ディズニーのテーマパークの熱心なファンたちから猛抗議に遭っているのだ。
Disneyファンはその熱心さで有名だが、一部のファンはこのサイトにも夢中になった。Virtual Magic Kingdom(ファンの間では「VMK」と呼ばれている)のファンたちは、オンラインの分身を用い、この仮想テーマパークでゲームをプレイしたりタスクを完了したりしてポイントを集め、そうして集めたポイントを使って、帽子やピン、家具といったゲーム内のオブジェクトを購入し、それぞれ自分の仮想ルームを装飾していた。ポイントは、ディズニー映画のDVDを購入するなど実社会での買い物でためることもできた。
オンラインに飽きてしまった場合には、実際にDisneyのテーマパークを訪れ、そこでもVMKを楽しむことができた。VMKのユーザー向けに特別に用意されたゴミ拾い競争に参加し、獲得したポイントを使ってVMKのスペシャルアイテムを購入できるようになっていたのだ。そして、そうしたアイテムを持っていれば仲間からも一目置かれるというわけだ。
Disneyによると、VMKは1年半という当初の予定を大幅に上回って運営が続けられたという。「当社はどんなときであれお客様を落胆させるようなことはしたくないが、今回の件に関しては、サイトの評判も良く人気も高かったことから運営期間を延長はしたものの、系列サイトのポートフォリオを前進させるためにも閉鎖という措置を取らざるを得なかった」とDisneyのインターネット事業部門の広報担当者ジョン・スペリッチ氏は語っている。
今回のケースは、収益は創出しないものの目新しい無料の試みが大ヒットした場合の事態収拾の難しさを浮き彫りにしている。Disneyは2006年の時点で、VMKで100万件以上のアバターが作成されたと発表しているが、同社は実際に何人のユーザーがこのサイトを利用したかについては公表を控えている(1人のユーザーが複数のアバターを作成できる)。このサイトは米太平洋時間の午前7時から午後10時まで運営されており、最近でも1日に数千人のユーザーが利用していた。
Virtual Magic KingdomはDisneyのゲームが子供たちだけのためのものではないことを示している。確かに子供たちにも人気だが、その親たちもSecond Lifeのような大人向けの仮想空間よりもファミリー向けのこちらの選択肢に夢中になっているようだ。VMKのユーザーは指定された辞書にある言葉を使ったチャットしかできず、数字や名前、メールアドレスの記入は禁じられている。代わりの言葉を使って巧妙にこうした規定を回避しようとした場合、モデレーターから警告を受けるか、あるいはサイトから追放されることもある。
ボーンさんがVMKに魅了されたのは、ちょうどそのほかのオンラインゲームに不満を感じつつあったときだという。例えば、月額料金制の「EverQuest」は料金が高過ぎるだけでなく中毒になるほど強烈なものだった。「ぼくはVMKの環境を本当に気に入った。スプラッシュマウンテンなど、ディズニーのテーマパークの要素がうまく再現されているだけでなく、インタラクティブな要素もあり、自分だけの特別なサイトを作り上げられるようになっていた」とボーンさん。
お気に入りのゲームサイトから立ち退きを命じられたVMKの住人の中には、既に移転を準備している人もいる。「VMKは2年ほど前から利用していた。いい友達もできたし、本当に楽しかった。VMKが閉鎖されると知ったときは、本当に悲しくて、つらかった」とコネティカット州ノーガタック在住のグラント・へール君(13歳)は語っている。へール君の両親は一時はClub Penguinの登録をキャンセルしようと考えていたが、今では不本意ながらも登録更新を覚悟しているという。
この記事はダウ・ジョーンズとの契約の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。
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