回答とは?/ アイフル
[ 312] 回答
[引用サイト] http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/h-yamasi.html
年末、鳥類標識調査の見直しについて、山階鳥類研究所に要望書を受け取っていただいておりました。それについて、尾崎清明標識研究室長から回答がありましたので、ここに公開させていただきます。 わたくしとしましては、年末年始をはさみ、年度末の多忙な折りにもかかわりませず誠意ある回答をいただけたと、感謝いたします、ありがとうございました。 なによりも、大事なのは、鳥に関心のある皆様方が、調査のあり方に目を向け続けてくださることではないかと考えます。ぜひご一読くださいますようお願いいたします。 わたくしの要望意図はつぎのようなものです。あわせまして、昨年11月の佐藤信敏氏の質問にたいする尾崎標識研究室長の回答にもリンクをしておきます。 (佐藤信敏氏の質問にたいするなかで、すでに尾崎室長が答えておられますが、環境省から、どのような形での委託になっているのかということ、シマアオジなど数を減らしている鳥とどのように関連してくるのか、ということなどを知りたいということです。) (調査検討会のなかで、血液や羽毛のサンプル採取が標識調査でできないか検討しているようでしたが、いまはどのようになっておりますでしょう。小櫃川での調査の模様には、採血している画像がありますが、これは標識調査で行っているのでしょうか、それとも、学術調査として、別に許可を得ているのでしょうか。 個々のバンダーが、個人的に学術調査の許可を得ていることもあるとおもわれます。学術調査であれば、許可要件とか、研究内容、標識調査の内容(何羽捕獲 (佐藤氏への尾崎室長の回答のなかで「各バンダーが講義、観察会等の要請を受けた場合、バンダーの責任において協力していると思います」とありますが、京都の教育現場における事例は、現場にまかせることがいかに危険かをみせつけたものではないかと思います。鳥の扱いについて、環境省から資格を与えられているわけですから、バンダーのいうことは絶対的なものになるわけで、しかも、そのバンダーのやっていることをだれも把握できていない、というのは重大であるとおもいます。 山岸所長の、鳥インフルエンザにかんする発言を読ませていただくと、人にうつらないようにすることも大切だが、鳥にうつさないようにすることも大切だと、調査の前にも、終わってからも手を洗うよう奨励されています。環境省からも、「高病原性鳥インフルエンザ発生時の鳥獣行政担当部局の対応について」という注意がだされております。こどもに、直接さわらせることは、親から悲鳴に似た声が届いております。) (焼尻島のバンディングの模様は、「島の野鳥」(北海道新聞社刊)に詳しく載っておりました。バンダーは、島は「命がけで渡りをする鳥たちの避難場所、休息の場所」との認識はあるようです。写真を見れば、多くの鳥が餌を食べ、ひっしでエネルギーをため込んでいる姿が写っております。そして、オオルリやキビタキなどの大群が一夜にしてやってくるとも書いてあります。疲れた鳥たちが、大群で網にかかる可能性もあるのではないでしょうか。かすみ網は、元気な鳥、弱っている鳥を選ぶことはできません、とても、危険に見えます。) (京都での環境教育なども、いくつもの法律違反とおもえる事例でありながら、だれもその事実を問題としていなかったこと。) (今の時代は、データ隠しや改ざんがあれば、大企業でも姿を消してしまう時代です。調査で怪我や死亡する鳥がいることは明白なのに、それらのデータがどこにも公開されていないのは、問題であろうとおもいます。 バンディングは、国民の税金を使っております。成果ばかりでなく、どの鳥がどれだけ怪我をし、死んでいるのか、知る権利はあるものと考えます。公開をすることで、バンダーの注意力は増し、事故事例も減るでありましょうし、調査への信頼も増すこととおもいます。マニュアルにも、国民の協力がなければ、成果は見込めないとありました。 死亡データを公開してくれたバンダーがいましたが、だれも非難するものもなく、嫌がらせもないとのことでした。) (バンダーに話を聞くと、計測、写真撮影で時間をかけることで、鳥を弱らせることは大きな問題だといいます。ネットを見ると、個人で識別講座などを開いているバンダーが相当数見受けられます。研究所で、責任ある識別マニュアルを出版し、不要な計測や写真撮影は止めるべきであると考えます。) (医療現場における倫理委員会のような機関。日本は、島国であり、とくに数を減らしているスズメ目の鳥にあっては、少しの損失であっても、重大な結果に繋がりかねない。シマアオジなどは、とても心配です。) (京都での環境教育を受け入れていた教育委員会、自治体、学校などは、環境省の資格を持ったバンダーが言うことに、疑問を挟む余地はなかった、 といっております。また、バンディングを公開しているところが多くなっていますが、そこでなされていることが、正しいことなのかどうか、参加者にはわかりません。だれもが、マニュアルを知っていれば、バンダーにとっても不注意なミスはなくなるだろうし、信頼も得られるのではと考えます。なによりも、鳥によけいな負担などかけることは減るものとおもわれます。 |
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