買えるとは?/ マイワン
[ 39] この速さなら買える!――WiiよりXbox360が売れる「ニコニコ市場」 - ITmedia News
[引用サイト] http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/03/news029.html
ニコニコ市場は、動画に関連する商品をAmazon.co.jpからユーザーが検索し、動画の直下にアフィリエイトリンクを貼り付けるというもの。商品を選ぶのもユーザーなら買うのもユーザー。商品リンクのクリック数や購入数も表示され、“広告効果”も確認できる。 「何でそんな商品貼り付けるんだよ」「しかも買うのかよ」「売れすぎだよ!」――商品やクリック数、購入数を見たユーザーが、動画にこんなコメントを書き込むことも。コメントを見たユーザーが商品に気付いてネタとして購入したり、買った商品を紹介する動画を公開するなど、市場を起点に新しいネタが生まれ、動画をさらに面白くしている。 葉っぱが揺れるおもちゃ「フリップフラップ」は、人気動画「ニコニコキッチン」シリーズがきっかけで売れ続けている。ニコニコキッチンは、1人暮らしの男性とおぼしきユーザーが不器用に淡々と料理し、作ったものをきれいに平らげるというだけの動画なのだが、わびしさやワンパターンな展開、BGMの絶妙さなどが受けて大人気だ。 フリップフラップは、ニコニコキッチンの食事シーンに毎回出てくるおもちゃ。最も人気の機種は8月2日までに224個、他の機種も合わせると300個以上売れており、動画上にも「おまえらフリフラ買いすぎww」などとコメントが入る。 ニコニコキッチンのワンシーン。フリップフラップがかわいらしく揺れている。皿の横にある「罪と罰」の単行本もアフィリエイトリンクに登録されており、2人が購入済みだ ごまあえの素も、ニコニコ動画で流行しているある楽曲の歌詞の一部「go my way」が「ごまあえ」と聞こえる――という理由だけで、ネタとして購入する人が続出。ニコニコキッチンの作者も購入し、いんげんのごまあえを作る動画を作成して公開。その動画から再び、ごまあえの素が売れることもある。 Xbox 360が売れるのは、Xbox 360用ゲーム「アイドルマスター」がニコニコ動画ユーザーの間で人気だから。ニコニコ動画では、ユーザーがカラオケを歌った音声のアップも流行しており、その動画からマイクが売れている。リコーダーは、削除された動画にアクセスした際に流れるリコーダーの音色がきっかけで売れているようだ。 ユーザーがここまで盛り上がり、1日1000件以上の商品が売れるとは、開発したニワンゴ取締役の木野瀬友人さんもまったくの予想外だったという。木野瀬さんは「売れても1日に数百件だと思っていた」と言い、助言した同社取締役兼管理人の西村博之(ひろゆきさん)は「売れないに1票入れていたんだけど」と笑う。 「衝動買いが増えたのではないか」――ひろゆきさんは分析する。「みんなよく分からないまま買ってるんじゃないかな。マイクなんか、買った翌日に『おれカラオケ歌って動画上げたりしねーだろ』とか後悔していそう」(ひろゆきさん) 「2ちゃんねるで、高速でレスが付いているスレッドに『この速さなら言える』と関係ないことを書き込む文化があるが、ニコニコ市場は『この速さなら買える』という感覚で買っちゃていそう」(木野瀬さん) ニコニコ市場の仕組みを考えついたのは、ニコニコ動画正式スタートより前だが、急増する負荷の対策などに追われ、実装がこの時期にまでずれ込んでしまった。 ただネットユーザーには広告をクリックしたがらない人も多く、ひろゆきさんも「ブログに付いているアフィリエイト広告は絶対押さない」という。ニコニコ市場はユーザーに広告を貼り付けてもらうことで広告のいやらしさを薄れさせ、クリック数や購買数まで表示して、ユーザーに“成果”まで公開。まるごとコンテンツとして楽しめる仕組みになっている。「見て楽しい、買って楽しいというものを作りたかった」(木野瀬さん)という狙いは、見事に当たった。 システムやインタフェースは、木野瀬さんともう1人のスタッフが1カ月ほどかけて開発し、プロトタイプができた段階で社内に公開。「思ったより面白かったから、じゃあ、あさってから始めよう」(ひろゆきさん)と急に公開が決まったという。 動画の下にJavaScriptコードを2行貼り付けるだけで実装完了。動画本体に変更を加える必要がないこともあり、サーバ構築からリリースまで2日でできた。ただ急すぎてサーバが十分に用意できなかったため、当初はプレミアム会員限定で公開して負荷を抑えることに。「お金払ってもらったら広告が見られます、という不思議な機能だった」(ひろゆきさん)が、データ圧縮がうまくいってそれほど負荷がかからないことが分かり、公開から3日後には全ユーザーが閲覧できるようになった。 ニコニコ動画は、月額525円を支払うプレミアムユーザーからの会費とバナー広告からも収入を得ている。プレミアムユーザーは7月27日までに5万4000人を突破(関連記事参照)。会費とアフィリエイト収入を合わせると、ニコニコ動画には月間4000万円近い収入があることになる。赤字で親会社の経営まで圧迫していたサービスが、とうとう収益化するのだろうか――「いやいや、ユーザー増に対応するためのサーバ増強が必要で、投資が増えている。出資してくれるところ、まだまだ募集中です」(ひろゆきさん) ユーザーへのアフィリエイト料金還元は、当面は考えていない。「還元してしまうと、アフィリエイトをひたすら書き換えてDoSのように動かし続ける業者が出てきそうだから」(ひろゆきさん)。ただ、人気動画の投稿者には何らかの形で還元できる仕組みは作りたい考えだ。「電子通貨のようなものをやりとり出来るようにしたほうがいいんじゃないかな、と思っている」(ひろゆきさん) Amazon以外のECサイトの活用も検討していく。「すでに大手ECサイト数社から『使ってほしい』と打診を受けている」(ひろゆきさん)というが、「複数のECサイトに対応させた場合、サイトの違いを意識せずに利用できるユーザーインタフェース開発が難しそう」なため、すぐに他サイトにも対応、というわけにはいかないようだ。 ネットでレンタルできる「ぽすれん」のようなレンタルDVDや、有料動画配信サイトなどとも相性がよさそうだ。「DVDを借りるのに家を出るのが面倒だから、ニコニコ動画からDVDレンタルもできるようにして“家を出なくていいソリューション”を構築できたらいいなぁと思ってる。あくまで個人的には」(ひろゆきさん) 当面はAmazon一本のままで続ける方針。購入予約だけ行って購買数を水増しし、キャンセルしてしまう「キャンセル荒らし」対策を進めるなど、使い勝手の改良を続けていく。「Amazonさんから切られないよう頑張っていきたいです」(ひろゆきさん) 「ニコニコ動画」に、動画に関連する商品をユーザーが選び、購入画面へのリンクを動画のすぐ下に挿入できる新機能「ニコニコ市場(仮)」が追加された。 2ch管理人のひろゆき氏は「Web2.0という言葉はお金のにおいがするから大嫌い」という。ニコニコ動画に有料版が導入されたが、お金もうけよりも「面白くするため」の試み。「“無駄の集大成”のようなニコニコ動画で文化を作りたい」と意気込む。 「ニコニコ動画」の人気が止まらず、累計再生回数は3億回を超えた。だが「動画サイトはまだ“来て”ない」とひろゆき氏は慎重な見方だ。 ひろゆき氏が監修した、動画にコメントが付けられるサービス「ニコニコ動画」が人気だ。1日あたりのPVは約400万。普通の動画でも、コメントが付くだけで爆笑コンテンツに変身する。「面白くないものを面白くする」を売りに、ビジネス展開をもくろむ。 楽天、ヤフーなど5社、「青少年ネット規制法」自民案に懸念表明楽天、ヤフー、DeNA、マイクロソフト、ネットスターは、与野党が国会提出を目指して準備している、青少年に有害な内容のサイトの閲覧を規制する法案の与党案について、懸念を表明した。 64台のカメラで立体映像リアルタイム生成 日立と東大が新技術64台のカメラで撮影した映像を、一般的なPCでリアルタイムに立体的に見ることができる「裸眼立体ライブ映像システム」を、日立と東大が開発した。 竜の子アニメのオンラインゲーム化も タカラトミー、ゴンゾロッソに出資タカラトミーがゴンゾロッソに約8億円出資し、株式の15.43%を取得した。共同でオンラインゲームの開発を進める。 アライドテレシスがコレガを吸収合併アライドテレシスがコレガを吸収合併する。中規模オフィス向けのネットワークソリューションやサポートービスに注力。コレガブランドは残す。 |
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