水曜日とは?/ キャッシュワン
[ 299] Gazing at the Celestial Blue
[引用サイト] http://azuryblue.blog72.fc2.com/
大都市の片隅でひっそり生活している、人畜無害の温和しい生き物です。本当です。はてなID; felis_azuriコメント欄の書き込みについての注意事項;当ブログ運営者、およびそれと友好関係にある参加者に対し、1,非礼なコメント2,意思疎通努力の欠如したコメント3,歩み寄りの態度が無い攻撃的な、あるいは悪意あるコメント上記に該当すると当ブログ運営者が判断したコメントは歓迎しません。削除、あるいは気分次第の理不尽な取り扱いを行います。また、上記に該当するか否かの判断は当ブログ運営者の判断に一任されているものであり、判断時点の経緯により恣意的に適応されるものとあらかじめご了承下さい。 市職員が生活保護女性にセクシャルハラスメントを行ったとして訴えられて敗訴・賠償命令を受けた羽曳野市の件、その後 (05/24) 村野瀬玲奈の秘書課広報室:青少年インターネット規制法案に対する意見および保護者とともに行う自主的な取組みについて (+引き続き緊急行動のお願い) (05/30) (略) 28日の控訴審の第1回口頭弁論では、韓国から来日した原告の羅贊徳(な・ちゃんどく)さん(79)が出廷し、「女子挺身隊として連行され不二越では言葉に尽くせない苦労をしたが、韓国では挺身隊が従軍慰安婦と混同されているため、帰国してから60年間、その苦労を家族にも言えなかった」などと訴えました。(後略) そして、毎日新聞から(略)この日に合わせて来日した原告の羅贊徳(ナチャンドク)さん(79)が「どうか弱者に目を向けて、正義に基づいた判決を」と、絞り出すように訴えた。 原告の平均年齢は78歳。既に3人が亡くなっている。この日、羅さんは証言台の椅子に座ると、虫眼鏡を持ち上げ、準備書面をのぞき込むようにしてゆっくりと読み上げた。戦後ずっと胸の中にしまっていたが、黙っていてはいけないと、提訴に踏み切った経緯を説明した。 1枚の集合写真が掲げられた。入社式で撮影した若い羅さんの姿があった。古里の家族に送ったその写真は右端が切り取られていた。羅さんは「挺身隊と書いた旗が写っていました。両親が驚くと思い、私が切り取りました」。そうつぶやいた。 他の原告の仲間たちについても「夫や子に、慰安婦だったと誤解されて崩壊した家庭もある」と証言した。(後略)この裁判は第二次訴訟であり、これに先立つ第一次訴訟では、平成12年に最高裁判所で不二越側が韓国人女性7人に対し3千数百万円の解決金を支払うことで和解が成立しているという。第二回口頭弁論は9月8日に開かれる予定だそうだ。 追加情報を探していると、こんな魚拓が残っていた。毎日新聞 2007年9月4日、『勤労挺身隊訴訟:「第2次不二越訴訟」判決控え、上野千鶴子さんが富山で講演 /富山』(略) 戦後生まれの国民が増え、「生まれていない時の責任を取る必要はない」との声があることについて、上野教授は、ドイツのナチ政権とは違い、日本の政権には戦前からの連続性があり、戦時中の負の歴史を背負う義務があると主張した。 慰安婦被害者が半世紀も沈黙せざるを得なかった理由について、「汚された人」と見る風潮が貞操観念の強い韓国内でも強く、身内から「家族の恥を外にさらすな」という風潮が強かったことなどを挙げた。そして挺身隊員が従軍慰安婦と混同されたため、提訴が遅れたと説明。提訴に踏み切った勇気に触発され、支援していることなどを話した。 さらに95年に設立された「アジア女性基金」が中途半端な形で今年解散してしまったこと、在日コリアンへの就職差別が現在も続き、選挙権もないことなど、今も残る人権問題について触れた。 主催した人権問題を考える市民グループ「クローバーの会」では、判決を前に「苦労して帰り着いた故郷でも“日本協力者”として冷遇された人たちの立場を理解し、人道的な見地から自発的に被害者を救済してほしい」と訴えている。 一審判決はカナロコ2007/9/19より、『強制労働認定、請求は棄却 不二越2次訴訟で富山地裁』(略)富山地裁は19日、原告の請求を棄却した。強制連行と強制労働の事実は認めた。佐藤真弘裁判長は判決理由で「挺身隊への勧誘は虚偽や脅迫によるもので、不二越での労働は賃金が支払われず、外出が制限されていた」などと述べた。 一方で、サンフランシスコ平和条約と1965年の日韓請求権協定により「韓国とその国民は日本に対し、請求権を主張できないとされたのは明らかだ」と指摘。被告側は、請求に応じる法的義務はないと判断した。(略) 判決によると、李さんらは12−19歳だった1944年5月から翌年3月にかけて「上級学校に通える」などとうその説明を受け、朝鮮半島から日本へ渡航。 そして、このサイトを見つけて読み、どう表現していいやら言葉が詰まった。『関釜裁判ニュース第46号 女子勤労挺身隊訴訟の経過と現状』から一部(強調は引用者による); 「挺身隊」被害者の名乗り出を促した時に、「慰安婦」被害者と勤労挺身隊被害者がともに名乗り出たことにこの問題の深刻さがありました。呼びかけた支援者たちは勤労挺身隊被害を想定しておらず、「挺身隊」=「慰安婦」の認識のもとに呼びかけたのです。その韓国社会での認識の混乱が勤労挺身隊被害者を長く苦しめ、沈黙させ、韓国社会に被害事実を知らせることができませんでした。名乗り出てからも日本軍「慰安婦」被害者の名乗り出の衝撃性のなかで、韓国のマスコミはあえて勤労挺身隊被害を無視し、多くの勤労挺身隊被害者は二次被害を恐れ再びの沈黙を余儀なくされました。 …「日本軍慰安婦」被害の悲惨さについては、これまで、できる限り知るように努めてきたつもりだ。だが、こちらはこちらで、もうなんと表現していいやら途方に暮れるしかない。いい加減、未清算の戦争責任を目にして暗澹たる思いをしなくてすむようにならないものだろうか。…でも、「慰安婦」被害に関してさえ、国際社会が要求しているにもかかわらず、公式謝罪等から逃げ回っている政府だもんな。『第二次不二越強制連行強制労働訴訟』から「不二越による強制連行・強制労働に対する第2次訴訟を支援する北陸連絡会声明」の一部; この裁判で原告の求めているものは不二越で働いた自らの賃金と賞与を払って欲しい、不当な差別的労務と厚生管理に対する謝罪と補償をして欲しいという人間として当然の要求であります。私たちは日本国民一人一人にも、戦後60年近くにわたり、わが国の戦争責任と企業責任を直視せず、被害者の解決のために立ち上がってこなかった共同責任があることを明らかにしていく必要があります。その他、参考;・『関釜裁判ニュース第53号 判決の問題点と今後』さらに追記で参考;「Apes! Not Monkeys! はてな別館」さんの2007-09-20付「[戦後責任]第二次不二越訴訟」CHUNICHI Web 2007年9月19日付報道への魚拓リンク有り。原告支援団体のサイトへのリンクもあるが、現在はこちらのリンクからアドレスが移転しているようだ(誘導有り)。新アドレスへのリンク;「第二次不二越強制連行強制労働訴訟」 「妄想科學日報」さんの「意向に沿うべきか諫言すべきか」経由でみた、人力検索はてなのとある質問。 血液クレンジング療法なる、名前からしてアレな療法が話題なんだそうで、それの問い合わせに対し、親切な人が質問者に回答しているのだ。 で、血液クレンジング療法のサイトがこちら。説明から一部引用。 もし、血液が不健康だと、十分に酸素や栄養素を運ぶことができないので、大病を引き起こす恐れがあります。動脈硬化をはじめ、狭心症、心筋梗塞、脳内出血、脳梗塞などになることもあります。実は、血液の状態が悪いと、老化の促進に繋がります。そして最悪の場合、免疫不全によってガンになることもあります。なので、人間にとって血液とは、本当に大切なものなのです。…えらく飛ばした説明である。そこで、今最も注目を浴びているのが、血液クレンジング療法なのです。血液クレンジング療法は、オゾン療法と言われています。この血液クレンジング療法をすることによって、血液やリンパ液が浄化され、疲労を感じなくなり活力が回復します。そして、活性酸素が取り除かれるのでストレスの解消にもなります。新陳代謝も活発になるので、精神的にも肉体的にも老化を防ぎ、若返りの促進をします。また、免疫細胞の活性化で、細胞内ATP濃度が上がり、病気が治りやすい、病気の再発予防、老化防止にもなります。(^^;;;;; 間を飛ばして、じゃ、その療法は、と見てみる。最後に、血液クレンジング療法の副作用についてお話します。結論は、副作用はありません。というのも、血液クレンジング、一般的にはオゾン療法ですが、オゾン自体は薬ではないので副作用はありません。副作用がないので、気になる方は血液クレンジング療法を受けてみて下さい。…オゾンを治療薬として用いた話って聞かないが、、、だが、オゾンで殺菌するぐらいなんだから、生きた細胞にオゾンは害だぞ。 そして、その療法を施す銀座の某クリニックがこちら。テレビ等にもかなり取り上げられているらしい。 アンチエイジングのための検査として、血液解析検査、血管年齢検査、血液ライブ検査、活性酵素体質検査、有害重金属検査をしてから、アンチエイジングのための治療法として、キレーション(血管を柔らかくするためにキレート剤を点滴する、、、って、大丈夫なのか?)、血液クレンジング(動脈を若返らせる最先端医療として血液をオゾンによって洗浄、、、って、おいおい)、血流改善療法(日本で唯一の米国栄養療法認定医だからできるんだって)をするらしい。また、その他に上げられている治療法では、肩こりや腰痛に行うらしい『血の巡りが劇的によくなる「オゾンツボ打ち注射」』で、このオゾンツボ打ち注射を行うと、その直後から患部の血行が劇的によくなります。これは、オゾンに血の巡りをよくする働きがあるからです。オゾンを患部に注入すると、すぐに注入した部分の皮膚に赤みがさします。これをサーモグラフィという温度を感知する検査器械で測ると、患部の温度が上昇していることがわかります。つまり血行がよくなっているのです。オゾンツボ打ち注射は、このように、たちどころに効果が表われるのも特徴です。…それ、局所にむやみやたらな(*)急性炎症起こしてないか? あるいは、「ホルモンの原料を与えることによって、若返りホルモンの値を高めていく」「患者様ご自身がすでにお持ちの“自分のホルモン”を刺激して、分泌を促」すという『薬に頼らない「ホルモン補充療法」』とか(動物性タンパク質を食事に取り入れるんだろうか…)。 はたまた、「非常に画期的なのがDNA癌検査です。自分の体が将来癌になるかどうか、まったくその心配がないのか、遺伝子によって調べることができ」る、DNA癌検査とか。……将来癌になる心配が全くないって、それまず無理だから。ちなみに、このページには文字を大きくして、こう書いてある。しかし、このDNA検査では、PET検査で癌だと診断される10年前に、将来癌が起こるか否かわかります。これまでにない、非常に画期的な検査方法なのです。…………10年前の検査対象をトレースして、ちゃんと検証しているのだろうか?…………どこを見てもすごいサイトですので、当ブログのお客様に是非ともご紹介したくなったのでした。見るだけで疲れたから、皆様におすそ分け(^^;ついでに見つけた関係サイト;「ウイスマー研究所/株式会社ウイスマー | ウイスマーニュース | vol.14」*;コメント欄での、もっともなご指摘を勘案しつつ、端的さを維持しつつ(?)より適切なつっこみになるよう、一言追加。 昨日のエントリに追記しようかと考えたけど、長くなりそうなので独立。 毎日新聞 2008年5月24日 地方版の『アイヌ民族:「先住民族」国会決議案まとまる 政府、将来の補償懸念 /北海道』で決議案の要旨を見つけたので、お持ち帰りで保存。 我が国が近代化する過程で、アイヌ社会や文化の破壊が進み、「同化政策」により伝統的な生活が制限、禁止された。法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたアイヌの人々が多数に上ったという歴史的事実を厳粛に受け止めなければならない。 アイヌが民族としての名誉と尊厳を回復し、その文化と誇りを次世代に継承していくことは、国際的な価値観の共有であり、我が国が21世紀の国際社会をリードしていくためにも不可欠である。 政府は左記の施策を早急に講じるよう、決議する。 (1)政府は、アイヌの人々を北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族として認めること。 (2)政府は、高いレベルで有識者の意見を聞きながら、これまでのアイヌ政策を推進し、総合的な施策の確立に取り組むこと。しかし、上記報道には、以下の言及もあった。 政府内では「宣言に規定される権利を要求されると困る」という意見が根強く、先住民族の認定は消極的だ。 政府内の懸念について、議員の会世話人の鈴木宗男・新党大地代表は「ウタリ協会は大所高所にたって判断してくれている。政府や行政が懸念しているような話はない」と否定。代表世話人の今津寛・自民党道連会長も「加藤理事長は『土地の問題などはいっさい要望しない』と町村信孝官房長官にはっきり伝えている」と述べ、先住民族の認定と具体的な権利要求を切り離しているという考えだ。『国会決議に向けた動きについて(北海道ウタリ協会の)加藤理事長は「言葉にならない。うれしくて言葉にならない」と涙を浮かべながら感謝の意を示した』という。 なお、「北海道ウタリ協会」というのは、 アイヌ民族の社会的地位の向上と文化の保存・伝承を目的に1946年、社団法人北海道アイヌ協会として設立された。「『アイヌ』が差別的に使われている」との会員の意見で、61年にアイヌ語で同胞を意味する「ウタリ」を使った現在の名称に変更した。(西日本新聞2008年5月26日づけ、『「先住民族」認定 アイヌに追い風 今国会 決議採択へ 政府は慎重姿勢 土地や資源の権利主張警戒』より)ということで、「ウタリ」という単語の意味と、何故この単語が使われているかを知りませんでした、すみません。 そして、この西日本新聞の報道でも政府は慎重な姿勢を崩しておらず、教育や生活支援などアイヌが求める具体的な施策も実現するのかは不透明だ。(略) 先住民族との認定は、長年にわたるウタリ協会の念願だ。1997年に北海道旧土人保護法が廃止され、アイヌ文化振興・伝統普及法(アイヌ新法)が制定されたが、そこでもアイヌは先住民族とは位置付けられず、政府は今も認めていない。 認めると「先住権」として土地や資源などに対する権利などを主張されかねないとの懸念があるためだ。と報じられている(溜息)。 だが昨年9月、国連総会が「先住民族の権利に関する宣言」(国連先住民族権利宣言)を採択。これを受け国会議員が「議員の会」を結成し、風向きが変わりつつある。(略) 加藤理事長は今月16日、札幌市での総会で「いよいよ名称に民族名をかざす時が来た。歴史的な大転換点だ」と呼び掛けた。来年4月から名称を設立当時の「北海道アイヌ協会」に戻すことを決定。…ちなみに、日本は、2006年年5月10日の選挙では、アジアグループで、173票のインド、165票のインドネシア、160票のバングラデシュについで、第四位の158票を獲得して当選した、国連人権理事会の理事国なのだそうな。公式謝罪はしないのかな?参考ブログエントリ;・『vanacoralの日記』さんの2008-05-25付『チンピラnekoponはどの口で「フリー・チベット」、って言えるのか』上記を経由して、・『捨身成仁日記』さんの2008-03-26付『そもそも日本政府はアイヌを先住民として認めないときっぱり言ってるじゃんか?』・『NC-15』さんの2008-03-25付『チベット問題との温度差をすげえ感じた』 各紙で23日頃に一斉に報じられていた、こんな報道があった。ここではリンクをasahi.com 2008年05月23日15時04分付の『アイヌ民族は「独自性有する先住民族」国会決議案 』に貼っておくとする。 自民・民主・公明・共産・新党大地各党の道関係の超党派議員6人(世話人代表は、自民党の今津寛衆院議員)による「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」が23日、今国会での採択を目指す「政府はアイヌの人々を独自性を有する先住民族として認めること」などを求める国会決議の文案をまとめたとか。 決議案の軸が、《1》先住民族として認める《2》名誉や尊厳、権利の確立を図る《3》政府にも先住民族の認定を働きかけるであるという報道(北海道新聞05/15 06:41付)もあり、上記リンク先の朝日新聞報道ではさらに、(略) 決議文案は、アイヌの人々について、近代化の過程で労働力として拘束、収奪されたため社会や文化が破壊され、同化政策で伝統的な生活が制限・禁止されたとして、「法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされた歴史的事実を厳粛に受け止める」と明記。そのうえで、独自の言語・宗教・文化をもつ北海道の先住民族と認め、「高いレベルで有識者の意見を聞き、これまでのアイヌ政策をさらに推進」するよう政府に求めている。各党は党内調整に入るが、世話人の一人は「自民党内の調整に時間がかかる」と語った。 政府は96年の有識者懇談会報告書でアイヌ民族の先住性・民族性を認めたが、土地補償などの権利主張が頻発する懸念から、先住民族と明確に認めることには後ろ向きだ。(後略)この日の町村官房長官記者会見の言によると、2007年9月に国連総会で採択された「先住民族の権利に関する国連宣言」に、日本も賛成票を投じていることから、決議が採択されれば有識者会議の設置などには前向きに対応する考えを示したとの話だった。 政府は、それなりに前向きのようだ(サミット前だからかもしれんけど)。 しかし、北海道新聞の24日付社説にあった記述が、興味深かったので魚拓付きで保存。『先住民族決議 次は政府が応える番だ 』 (強調等は引用者による)(略) 超党派の国会議員による「アイヌ民族を先住民族とする国会決議」の案がまとまった。(略)来週にも国会で決議される見通しだ。 アイヌの人々が歴史的に受けてきた差別や苦痛、さまざまな不利益を思い起こしたい。その反省に立って政府は国会の声を真摯(しんし)に受け止めるべきだ。 一九九七年にアイヌ文化振興法が成立した際に、国会は付帯決議で、「アイヌの人々の『先住性』は歴史的事実」と確認した。今回のは一歩踏み込んだ内容となる。 度重なる国会決議が出るのは、政府が、アイヌ民族を先住民族と位置づけることを頑として拒んでいるからだ。 国連は昨年の総会で「先住民族の権利に関する宣言」を採択した。日本政府はここでも、先住民族の集団的権利や財産権を事実上認めないという条件付きで採択に賛成した。(中略) 国連人権理事会も今月上旬、日本政府にアイヌ民族との対話を勧告している。 政府は懇談会の設置に前向きのようだ。実効ある組織にしなければならない。内外の声を軽視するのであれば人権感覚が疑われよう。(後略)…とっくに日本政府の人権感覚なんて疑われているんじゃないか、と思わないでもない。 疑惑を解消するためには、ここはすっきりと、アイヌ民族の皆様への公式謝罪決議を両院で採択すべきなのではないのか?当ブログ記事で参考;『オーストラリア政府がアボリジニの人達に公式謝罪(追記有) 』『各国政府によって出された公式謝罪の数々 』その他、関連報道;・北海道新聞 05/23 14:04『アイヌ先住民族案を了承 超党派議連 来週内に国会決議の方針』・北海道新聞 05/23 06:42『先住認め施策確立を 「アイヌ民族」国会決議原案 超党派「議員の会」』・毎日新聞 2008年5月23日 北海道朝刊『アイヌ民族:先住権確立へ請願 政府、国会決議条件に有識者懇設置へ』・北海道新聞 05/16 07:44『アイヌ民族の権利確立 超党派議連が協議機関設置要請へ』・asahi.com 2008年05月15日21時54分『「アイヌ民族は先住民族」 国会決議へ超党派で文案作り』 市職員が生活保護女性にセクシャルハラスメントを行ったとして訴えられて敗訴・賠償命令を受けた羽曳野市の件、その後 エントリタイトルで「その後」と付けているが、当方で取り上げていた話題ではない事をまず、お断りしつつ。 そもそもは、こんな事件。既に大元のサイトからは削除されている報道で、キャッシュも見当たらなかったので引用元は 2ちゃんねる、リンクは切れているけど本来のURLに貼っておきます。毎日新聞2007年10月13日付で「 セクハラ:生活保護申請の女性に 大阪・羽曳野市に賠償命令 」 判決によると、女性は一昨年5月、生活保護の受給を申請。その際に担当のケースワーカーの男性職員から度々電話がかかり、性に関する話題を向けられたほか、「男性を紹介してやる」などと言われた。谷口裁判長は「職員は職務上知ったプライバシー情報を利用した。話を聞くのを拒めば、女性は生活保護で不利益を受けないかと悩み、女性のうつ病やパニック症候群を悪化させた」と述べた。この職員は今年9月、2カ月以上無断欠勤したとして懲戒免職になっている。 被害者は、元職員と市に計340万円の損害賠償を求めたのだが、判決は市に110万円を支払うよう命じたという。元職員への請求は「国家賠償法により公務員個人は責を負わない」として、棄却されたのだそうだ。 このセクシャルハラスメントの詳細は、「 maroon_lanceの日記 」さんの「命綱 拒めぬセクハラ」に詳しい。この記事を読むのは、血圧が高い人にはお勧めできないかもしれない。読むと、頭に血が上るんじゃないかと思う(私はこめかみの拍動を自分で感じましたよ、まったくもう)。もちろん、maroon_lanceさんのせいではない(maroon_lanceさん、ご紹介ありがとうございます)。 …そして、これの後日談で、さらに腹が立ったので、報道を持ち帰った次第。asahi.com 2008年05月24日03時00分付で「生活保護費から賠償金差し引く セクハラ敗訴の羽曳野市」 生活保護の申請をした女性(44)への職員のセクハラ行為をめぐる訴訟で敗訴し、110万円の損害賠償を支払った大阪府羽曳野市が、訴訟費用を除いて女性の手元に残った約24万円を「収入」とみなして生活保護費から差し引いていたことがわかった。専門家は「嫌がらせとしか思えない」と指摘している。(略) 女性の代理人弁護士らによると、市は判決に従って賠償金を支払い、女性の手元には訴訟で証拠採用された電話の録音テープの声紋鑑定費や弁護費用などを引いた24万2千円が残った。市はこれを女性の「収入」とみなし、昨年11月〜今年4月、女性の生活保護費(月約6万6千円)から月1万〜5万円を分割して差し引いた。 一方で、市は国家賠償法に基づき、元職員に女性への賠償金と同じ額を市に支払うよう請求。元職員が応じたため、市は生活保護の減額に加えて賠償金も結果的に取り戻した形になった。 自治体は生活保護法に基づき、受給者が交通事故や離婚などで保険金や慰謝料を受け取った場合、それを「収入」とみなして保護費を減額することができる。一方で旧厚生省は61年、受給者の自立や更生のために使われる分については収入とみなさない、とする通知を出している。 女性の代理人は羽曳野市に「24万円は女性の自立や更生に必要な費用とみなすべきだ」と抗議。「そもそも、訴訟で負けた市が勝訴した側から賠償金を事実上取り戻すのは信義則に反する」と主張している。(後略)…躾の悪い職員を雇用していて被害者に苦痛をしいた癖に、いじましい「嫌がらせ」に見える真似をやらかすのが、羽曳野市という地方自治体であるらしい。 昨日の夏淑琴さんの名誉棄損裁判の原告勝訴報道をメモ。 2008年5月22日(木)「しんぶん赤旗」、「南京大虐殺 生存者が勝訴 二審も名誉棄損認める 侵略美化 教授らに賠償命令 東京高裁」(強調等は引用者による)(略) 控訴審で東中野教授側は、米国人宣教師が虐殺現場を記録したフィルムは夏さんの事件とは「別件」でねつ造されたものと主張。フィルムの解説文は宣教師の「創作話」で、「八歳の少女」は「空想の産物」なので、実在する夏さんとは別人であり、記述は名誉棄損にあたらないと新たな主張を展開しました。 判決は、一審の口頭弁論などで被告の著者らが解説文の内容や「八歳の少女」の存在を認め、東中野教授もその趣旨の陳述書を作成していたと指摘。被告側の主張は「採用できない」として棄却しました。引用中断。…例によって、自爆したって事ですね。(略) 弁護団は声明で、日本の侵略戦争を美化する勢力を批判。「過去と向き合い、事実をありのままに受け入れることからしか、侵略の歴史への反省はありえないし、真のアジアの平和の構築も実現しない」と同訴訟の意義をのべています。 中国で判決を聞いた原告の夏さんは「今日の勝訴は大変感動した」「私一人だけではなく、南京大虐殺被害者を代表し、事件の事実が認められたことを心からうれしく思う」とコメントを寄せました。 中国の弁護士は「本日の勝訴は歴史の事実を抹殺することはできないことを改めて証明した」とコメントしました。 中国でも多数報道されていました。 その一つ、來源:新華網の2008-05-21 23:40:30付 CRI onlineを自動翻訳で一部を大まかにメモ。「夏淑琴反訴日本右翼案二審勝訴」から一部。 新華社電によると、日本の東京高等裁判所は21日昼、南京大虐殺生存者の夏淑琴氏が日本の右翼を訴えていた訴訟の二審判決として、第1審と同様に夏淑琴氏の勝訴とした。報道によると、これは日本の裁判所がまた法の場で南京大虐殺の史実を守る判決を下したことであり、意義が重大である。 80歳の夏淑琴氏は「日本の裁判所はこのように公正な判決を下したことは、30万の犠牲者に対する一種の慰めである。」と語った。(略)「このは勝訴は意義が重大だ。中国侵略日本軍の南京大虐殺について、東京高等裁判所が再度判決の方式で南京大虐殺の史実の存在を確認した、いっそう歴史の抹殺は許されないのだ」と、記念館の朱成山館長は語った。 もし東中野修道氏が2週間以内に上訴しない場合、夏淑琴氏による日本右翼の名誉毀損訴訟は終了する。 全球新聞 2008年05月21日 06:50付からもメモ。「 東京高法維持原判 夏淑琴訴日右翼侵權案二審勝訴」から一部。 今日の判決が出た後、夏淑琴氏の日本弁護団は約1時間の後、結果を南京に知らせた。これは、ここ数日間、四川の大地震災害被災者を案じていた夏淑琴氏の元に届いた。氏は、二審勝訴の知らせに感動しつつ、これは私個人の勝訴であるだけでなく、同様に南京大屠殺で亡くなった三十万の同胞を慰謝することだと述べた。そして同時に、日本弁護団の仕事に感謝の意を表した。 南京大屠殺遇難同胞紀念館の朱成山館長は、二審が一審判決を維持したことは、実際には歴史の事実を守り、公平と正義を守ったことであり、真実の歴史は否定することができないのだと語った。 ところが。なぜか同じタイミングでこんな話も拾った。 『 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成20年(2008年)5月22日(木曜日)通巻第2196号』の『読者の声1』より、雑誌『WiLL』で、渡部昇一先生が指摘しているように、石破防衛大臣の歴史認識はまさに自虐史観そのものです。そこで一昨日(20日)、下記の質問状を石破大臣宛に出しました。胡錦濤への公開質問状も同封し、これに答えられますか、ということで問いかけてみました。返答ありやなしや、楽しみではあります。 △平成20年5月20日 防衛大臣 衆議院議員石破 茂 先生既に大臣のところには、に掲載された大臣のご発言に対しての抗議・苦情等が多々届いているものと推察いたします。私もこの記事のことを読みまして、大きなショックを受けた一人です。いろいろな問題について大変勉強されている大臣のご発言なので、愕然たる思いがいたしました。いろいろなポイントがありますが、私は今回南京問題に絞って私見を申し上げ、ご質問したいと思います。是非とも大臣のご見解をお伺いしたいと存じます。《日本には南京大虐殺を否定する人がいる。30万人も殺されていないという。何人死んだかと大虐殺があったかは別問題だ》これはよく言われることですが、南京問題につきましてそれなりに研究してきたものからしますと、とんでもない見当違いといわざるを得ません。南京問題の研究は近年急速に進んでおりまして、もはやそのようなことは到底いえない状況になっております。先日、胡錦濤主席が来日されましたが、「南京事件の真実を検証する会」(会長:加瀬英明、事務局長:藤岡信勝、小生もメンバーです)では、南京事件に関する5か条の公開質問状を提出しました。これは昨年温家宝首相に提出した6か条の公開質問状に回答が無かったので、改めて提出したものです。同封の質問状(実際に出したのは中国語版です)をご覧いただきたいと思いますが、5つのポイントはどれも南京大虐殺が大臣がおっしゃるように実際にあったとしたら、とても考えられないことを指摘しています。これはいずれも確実な一次資料に基づいていますので、如何に中国共産党が一方的な言い分で言いくるめようとしましても、まず「絶対に」反論できないであろうとわれわれは考えております。失礼な言い方かもしれませんが、大臣が胡錦濤主席に変わってこれに答えることができますか? われわれは、これに英文を加えた3カ国語版を用意しまして、5月8日に外国人特派員協会で記者発表しました。産経新聞にはこのことが報じられましたのでコピーを添付します。(朝日新聞等がこれを報じなかったのは残念です。多分、虐殺論を自論のように主張してきたその論拠が崩れるのを恐れてのことでしょう。)英文版をEmail で、海外に発信しましたところ、反論をしてきたアメリカの大学教授が何人かいましたが、われわれが、一つ一つポイントに答えられるかと反論すると結局誰も全く答えられませんでした。ある教授は、Holocaust denier だと非難するので、冗談ではない、ホロコーストを否定しているのは、ポイント一に見るように、毛沢東であり、又ポイント2で見るように国民党(政府)自身であって、われわれはこの事実を指摘しているのだ、というとさすがにそれ以上答えられませんでした。特に決定的なのは、国民党宣伝部国際宣伝処が外国人記者を招いて漢口で南京戦を挟む約一年間に300回も記者会見をして日本の暴虐を針小棒大に発表しているにもかかわらず、ただの一度も南京で市民虐殺があっただとか、捕虜の不法殺害があっただとか発表していないということです。中国政府が当時から南京虐殺非難をしていたと誤解する方が多いですが、中国政府は一度も正式に南京虐殺非難をしたことは無かったのです。ポイント3の南京の人口、そしてポイント4のただの一件も不法殺人が訴えられていないことは、南京市民全員が収容されていた安全区を管理した国際委員会の活動記録である、Documents of the Nanking Safety Zoneにはっきり載っていることです。コピーが添付してありますので、お分かりかと思いますがこれは1939年に上海のKelly & Walsh 社が、国民政府の国際問題研究所(Council of International Affairs, Chungking=重慶)の監修の元で刊行したものです。日本の資料ではありません。こういう状況だったのですから国民党宣伝部が300回も記者会見を開きながら一度も南京虐殺などといわなかったのも当然のことでしょう。すなわち、南京虐殺などというものはそもそもなかったのです。南京戦はありました。日本軍も多くの死者を出しましたが、中国軍は途中で最高司令官である唐生智防衛司令官が部下に指示を出すことなく逃亡したこともあって、混乱し壊滅的な打撃を受けたというのが実際に起こったことです。戦死者は大量に出ましたが、これは戦闘による死者であり、当然のことながらこれを虐殺などと非常識なことを言うものは蒋介石政府を含めて、誰も「当時」いなかったのです。大臣に是非お願いします。もしこの公開質問状と私の説明に疑問な点がございましたら、それをご指摘ください。どんなご疑問にもお答えするつもりでおります。これは日本国家の名誉にかかわり、また外交そして国防上もきわめて重要な問題ですので、私的な問題ではないと考えます。 日本国家の重職を担われております大臣のご見解を是非ともお伺いいたしたく、お願い申し上げます。ご返答を鶴首いたしております。 敬具「南京事件の真実を検証する会」監事「史実を世界に発信する会」事務局長 茂木 弘道 拝情報を見つけたのは今日だが、お手紙発送は判決前であったらしい。…多分、お返事が来ることはないだろう。関連で見つけた情報;『クライン孝子の日記』で『2008/05/19 (月) 渡部昇一氏「石破防相の国賊行為を叱る」』参考を追加;コメント欄でpoppo-xさんに教えていただいた、bluefox014さんによる『茂木弘道氏(自由主義史観研究会/南京事件研究会メンバー)の言説』のメモと分析;・(メモ1)茂木氏の言説にチェックを入れる ・(分析)茂木氏の言説の短絡性・(メモ2)茂木氏、2つもデマ連発・(メモ3)茂木氏が無視した(知らなかった?)日高信六郎参事官の証言・(メモ4)茂木氏が無視した(知らなかった?)稲葉師団長・牛島旅団長の発言・(メモ5)茂木氏が無視した(知らなかった?)第十六師団兵士・外賀関次氏の日記・(分析)茂木氏の2月2日〜4日言説とその問題点・1・(分析)茂木氏の2月2日〜4日言説とその問題点・2・(分析)茂木氏の2月2日〜4日言説とその問題点・3 エントリタイトルだと、まるで月に一回しか衝動買いをしないように見えるかもしれないが、もちろんそんな事はない(と、胸を張って主張する事でもない)。 それはともかく、近頃は油断のならないことに、本を買いに行って違うものを買ってしまうのである。何処の事かといえば、Amazonのこと。いつの間にやら気がついたら、キッチン用品やその他もろもろを売っている。そして、ついうっかり覗いてしまった。 へ〜え、これって便利そう。と思ったら運の尽き(^^;だって、「1500円以上国内配送料無料」なんだから、待っていた新刊の文庫を一冊買いたい時なんかには、つい、ついでに買ってしまうという恐ろしい罠である。 そういうわけで、買ってしまった(^^;衝動買いアイテムの外箱。 プリンを作る場合って、蒸し器を使ったり、鍋で湯煎にしたり、オーブンで蒸し焼きにするものだけど、これは電子レンジで1個あたり1分というのがウリ。箱から、肝心の物を出してみたところ。内容量が150mlだそうなので、小さい目。これが一箱あたり二つ入り。蓋の外周に金属を埋めてあるところがキモなのだそう。 レシピも箱に入っていたので、まずは基本のプリンを作製してみる。卵を一個、牛乳を120ml、砂糖を大匙一杯。作り置きのカラメルタブレットも底に沈めておく。完成。ちょっと表面近くにすが入りかけなので、もう少し加熱加減を調整すべきだったか。…もともと、プリンは好きで作る事もあったのだが、大量にできてしまうという難があるので、少し遠ざかっていたのだけど、これはすごく便利。 ちなみに、プリンの基本レシピとして前から愛用していたのは、こちらの「家庭でできる極上プリン」。カラメルタブレットもこちらの情報から。 そしてこのほど、この衝動買いアイテムに付属してきたレシピで作ってみたわけだけど、カラメルタブレットを入れると、ちょっと甘すぎたみたい。蜂蜜を大匙2/3ぐらいが丁度いいかな、って感じか。そして、ちょっと見映えの悪い写真だけど。醤油で味を付けた出汁120mlと卵一個、それに小松菜と舞茸とエビを入れて、加熱してみたり(^^;ちょっと小さい目なのが難だけど、茶碗蒸し用にもなかなか好都合なのでした。…250ml入りぐらいの、同仕様の容器が欲しいなぁ。 東京都中央卸売市場の移転が予定されている豊洲地区で有害物質が検出された問題について、土壌汚染対策専門家会議が追加対策の基本方針を19日に発表したので、その報道を集めてお持ち帰り。「対策費の総額は1000億円を超えるとみられ、国内では最大級の土壌汚染対策となる見通し」という凄い話で、私が採る前に採られた魚拓がきっちりありました(^^; まず、2008年5月20日 07時39分配信 東京新聞より、「築地移転 豊洲予定地の汚染 地下2メートルまで土壌交換」リンク先魚拓には、有害物質検出地点の図解があります。ベンゼンとシアンがもっとも高濃度で検出された地点は、水産仲卸売り場建設予定区域内。。。orz(以下、強調などは引用者による、漢数字はアラビア数字に書き換え)(略) 予定地は、東京ガス工場跡地。都の調査では、調査地点4122カ所中、1475カ所で基準を超える有害物質を検出。このうち基準の43000倍のベンゼンと860倍のシアンが同一地点で検出された。タールを入れたドラム缶が腐食し、地下に浸透したと推測している。(中略) 会議は、土壌中の高濃度汚染は「局所的」としたが、地下水を通じて汚染が広がっている可能性を指摘。都が「基準の十倍」とした浄化目標の基準達成を目指すよう求めた。(中略) 豊洲の汚染を追及している日本環境学会の畑明郎会長(大阪市立大大学院教授)は「土壌調査は表層でしかやっていない。地下の土壌汚染は、もっとひどいはずだ」と調査の甘さを指摘。(中略) 豊洲地区は土壌汚染対策法の施行前に廃止された工場の跡地で、同法の適用除外。民主党が国会提出した同法改正案をとりまとめた川内博史衆院議員は「対策ができるといいながら、技術や金額も示さない。メンバーには食品の専門家もいない。これでは食の安全は守れない」と主張。(後略) 2008年5月20日(火)「しんぶん赤旗」では、「築地移転 シアンも検出 860倍 東京都専門家会議 調査公表、対策提言へ」から一部。表層土壌から発がん性物質のベンゼンが環境基準の43000倍の濃度で検出されたのをはじめ、35カ所で基準を超えました。本来検出されてはならない猛毒のシアン化合物も、1カ所で基準の860倍が見つかるなど、90カ所で基準を超えました。ヒ素は最大で7倍など307カ所、六価クロムが10カ所で基準を超えました。 また、地下水からもベンゼンが基準の一万倍を最高に、561カ所で基準を超過。シアン化合物は基準の130倍を最高に、966カ所で基準を超えました。ヒ素は43倍を最高に、177カ所で環境基準を超えました。 毎日新聞 2008年5月20日 東京朝刊より、「予定地の汚染対策、1000億超も−−専門家会議」から一部。 施設建設予定地の土壌について専門家会議はこれまで、基準を超えた場合のみの入れ替えを提案していた。だが、汚染の広がりを示す調査結果を受け、施設の床からベンゼンが侵入するのを防ぐため▽地下2メートルまでの全土壌の掘削▽ベンゼンの濃度が環境基準に適合することを目指した地下水浄化−−などを提案した。 都は今後、環境基準を超えた土壌と環境基準の10倍を超えた地下水についてさらに1メートル間隔で調査を行い、6月末に終了。7月末には専門家会議が最終提言をまとめる。 ところが、産経新聞は食べ物よりオリンピックの方が気になる様子(^^;MSN産経2008.5.20 02:29より「豊洲の土壌汚染問題 五輪プレスセンター建設にも影響」(略) 当初の移転時期は平成24年度。(中略)詳細な調査が必要になったため、25年度に変更されたが、28年開催の東京五輪には影響がないとされていた。 しかし、今回の再調査で都は、さらに多くの地点での浄化作業が必要になったとして、「開設は平成28年度以降」と話す。 そうなると、28年の五輪招致が実現した場合、築地市場でのプレスセンター開設は難しい。代替案として、都では移転先の豊洲地区にプレスセンターを建設する予定だが、この場合、豊洲移転はさらに30年度以降にずれ込むとしている。 都では「五輪への影響を最小限にしたい」と話すが、具体的な対応策は出されていない。…なお、日本環境学会会長が2月に、都知事と、都専門家会議の座長に出した公開質問状には、いまだに返事がないのだそうだ。という訳で。個人的に、やっぱり、中央卸売市場築地市場の豊洲移転に反対します。そして、オリンピックを誘致するより、ここの汚染除去に予算を割く方が先決。 なんでも、東京の築地にある中央卸売市場を2013年3月には豊洲に移転して、築地の市場跡地を誘致したオリンピックのメディアセンターにするとかいう話と、その移転予定地の豊洲はやばいという話を「かめ!」道場で、以前、目にしていた。やばいというのは、2007年8月に実施された豊洲の市場予定地の調査で、一部の土壌から環境基準濃度の1600倍のベンゼンが、一部の地下水からも環境基準濃度の1000倍のベンゼンが検出されていたらしい。 そして、それを受けて実施された詳細調査の結果が出た、という報道を見かけた。詳細調査の結果は… 都が今年2月以降に再調査した約4200カ所の3割の地点から、環境基準を超えるシアン化合物などの有害物質が検出されたことが16日、分かった。とか、調査地点を増やして調べた結果、より高い比率で、基準を上回るベンゼン(4万3000倍)やシアン化合物(860倍)のほかヒ素や鉛が検出された。とか、予定地の安全を確保するため、都が土壌の入れ替えや地下水の浄化処理などにかかる費用を試算した結果、当初予定していた670億円のほぼ倍額の約1300億円に上った。という話だ(呆)。そして、この調査の結果は、5月19日に開く「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」(座長:和歌山大学システム工学部の平田健正学部長)で一般にも公開する。のだそうな。ちなみに、 イシハラトチジは16日の定例会見で、(略)この豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果ですが、これがものすごくショッキングなデータが報告されまして、今年の2月から豊洲新市場予定地で実施してきました。えー4122カ所、これはあのちなみにですね、10メートル平方のメッシュでやってるわけですけども、その詳細調査において、既に一部報道されましたように、敷地の一部、これはあくまでも1カ所ですね、1ポイントでありますけども、環境基準の4万3000倍という高濃度のベンゼンが土壌から検出されました。しかしその、敷地全体までこういう高濃度の物質で汚染されているわけではありません。その濃度は1箇所であっても、調査地点の約3割から、環境基準を超える有害物質が検出されたという報道が出ているのである。 そしてさらにイシハラトチジは(略)専門家会議では、この調査結果を基に、生鮮食品を扱う市場用地としての対策を検討してもらい、7月に提言をとりまとめる予定であります。また対策については、全く新しい発想や技術の可能性も広く考えていく必要があると思います。いわゆるその土木工学の中にはですね、既存の方法論だけではなくて、新しい技術の開発も兼ね合わせたですね、もっと費用のかからないしかし効果の高い、そういう技術があるかもしれないということで、そういうものを模索していきたいと思ってます(イシハラトチジの会見における強調は引用者による)…現状の技術では、汚染除去が無理との前提の発言に見えるのは気のせいだろうか。という訳で。個人的に、中央卸売市場築地市場の豊洲移転に反対します。今日、開かれているはずの専門家会議の報道を見つけたら追記、、、できればいいな。20日付のエントリにて報道をメモ。ネタもと;日経BP 2008年5月13日 10時41分『 東京・豊洲の新市場予定地で土壌から基準濃度の4万3000倍のベンゼン』日経NET 2008年5月17日『 築地市場移転有害物質汚染、予定地の3割で基準値超す』読売新聞 2008年5月16日14時31分『 「築地」移転3年遅れに、豊洲の汚染対策で…五輪招致に影』 「 絵ロ具。」のアメンバー限定記事、「現実は陰謀論よりバカで残酷」および「 正直者なのでわざと嫌われる(笑」において、前者には陰謀論やニセ科学を批判する立場において留意しておくといいのではないかと評価した意見、後者には私を含む個人に対する批判(記事公開時点で20人であったはずのDoX氏のアメンバーのうち2名、および非アメンバーの個人も含む可能性がある)があったため、当該記事および箇所について公開を提案した。 後者については該当箇所を公開していただいたのだが、前者についてはDoX氏による要約であり限定公開時の含意が消失しているように見受けられたので、「公開して多くの方に問うにたる内容と考えてらっしゃらないことは、残念」とお伝えしたところ、 返信コメントで、前の記事の「残念」と思われる部分をご自由にお持ちください。「現実は陰謀論よりバカで残酷」を限定にしたのはコメントくれた人のURLを紹介して笑いものにしちゃったところだけだから(笑)そこが残念な部分だったら残念ですがとご了承いただいたので、限定にした理由の箇所を除いて自ブログにてご紹介させていただく事とする。 なお、本業多忙のため、ご了承いただいたにもかかわらず持ち帰らせていただくのが遅くなった事に関し、謝罪させていただきたいと思う。申し訳ありませんでした。 「現実は陰謀論よりバカで残酷」から、うちゃさんから、パンダ暗殺説(爆) が出てるそうですよ。http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20080512/p1もはやこの人たちをなんと呼んだらいいのやら。毒デムパじゃ足りないよねとコメントを貰ったのだが、(いきなり死んだタイミングがおかしいって、去年退職した飼育員の人が何年も前から「そろそろ寿命なんで上野のパンダの火を絶やさないようにパンダ借りてください」ってイシハラバカチジにお願いしてたじゃねーかよ!あほか!!)俺はそれより前にもっとすごいのを発見していた。引用もと意向により、一部略とそのときは笑っていたのだが、今度の四川省の惨事で被災をさておきオリンピックを非難する姿勢に気持ち悪くなるくらいの嫌悪を覚えた。俺も「オリンピック開催できるか?」とは思うが、国際的なイベントで目前に迫っているということもあり、開催国の都合で予定を変更もできがたいのだろう、と「なんとか、参加国が手弁当のような形で、オリンピック開催にかかる莫大な費用を四川の地震災害救済にあてられないものか」と記事に書こうと思っていたところだが。クサクサネチョウヨの連中は、地震災害にも中共の陰謀を唱えるのだろうか。現実は残酷だ。虐げられた人たちの上にさらに災難を起こす。ミャンマーや、四川で。そして、政治家や大衆が理論や科学に基づいて行動するのではなく、利口な人々が「陰謀」と感じるよりさらに直感的で単純でバカだったりすることも悲劇だ。たとえばイラクにあるとされていた「大量破壊兵器」大量破壊兵器の存在の根拠とされるものが、イギリスの大学院生の論文に似ているというのは、はなゆーさんやnofrillsさんが開戦当初から記事にしていたのだが、その論は「現実的」だという人々から「バカですか?」などと揶揄されていた。しかし、大量破壊兵器はなかったし、根拠となったものが論文の引用だったことは「事実(THE FACT(笑いごっちゃねえけど笑う)」だったのだ。しかし、ブッシュが謝ろうと、事実大量破壊兵器が見つからなかろうと、ビンラディンに連なる人物などイラクのどこからも見つからなくても、アメリカ国民の半数以上が「大量破壊兵器はあった」「イラクは911と関係がある」と「現実に」思っている。現実は陰謀論よりバカで、間抜けで、残酷。イラク戦争開戦の真意を誰もが疑うけど、おそらくブッシュがイラクを攻撃したかったのも「ただイラクは悪いので攻撃してアメリカの正義で懲らしめてやりたかった」「軍需産業がもうかる」程度のことではなかったのか。仔細な陰謀などあったら、アメリカがここまで国内を疲弊させ、市民生活が崩壊するほど原油が高騰している訳がない。ロシアは「金持ち文句言わず」状態で原油高騰のあおりで自国内の人権侵害やチェチェンに対する人道に反する行為の非を問われることなく、与党が自国内の(そこそこ富める)国民の支持を得ているし。科学的で論理に基づいて発言する利口な人たちにしばしば驚かされるのは、いわゆる「大衆」や、為政者などが論理的には行動・思考しない、というのを忘れている、そしてその行動を予想しない、というところだ。たとえば、911直後に、「アメリカ人がテロによって殺されてことに快哉を叫ぶイラクの民衆」という「象徴的な」映像が何度も何度も流された。この映像によってイラク人に対するどのような感情が引き出されるか、イラクにどのようなことが起きるかを予想して俺は頭を抱えていたし、イラク人のリバーベンドさんも「その映像」には同様の予想をしていたと思う。そして、公式に「大量破壊兵器はなかった」「911とイラクは関係ない」と現在公表されているにも関わらず、それは現実のものとなってアメリカ人は「イラクは911と関係がある」「報復の戦争だった」と非論理的な思考に陥っているのだが、独善的なアメリカは911でイスラムに快哉を叫ばれて当然とした人がいる。なんでこんな万単位の人間が命を落とした悲惨な戦争が現実に起こった後で、「攻撃の象徴」であった行動を肯定するかなあ!というのが俺の怒りだが、「こういう映像やこういう発言によって、どういう感情が引き出されるか」充分予想がつくのに、主張が論理的だから、科学的だからと、その中身を吟味することなく肯定されるべきだとされるのは論理村の理想論でしか過ぎない。で、最近「オバカな陰謀論に加担しない知的言論」がもてはやされているわけだが、現実のほうが陰謀論よりメチャクチャなのに、「陰謀論」をわざわざ取り上げて見下して何をしたいんだ?と、カマヤンさんの立場を支持する所存。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20080512#1210544323俺もブログを立ち上げて何年かになるし、前のブログ開設当初は「イラク戦争反対派は『感情』でものを言っている、『現実的でない』」とかいくたびも揶揄されてきたが、そういうことを言っって非難してきた人たちが実際に「現実的」だったとは今になっても思わない。(某所でしたやりとりが「この言葉や行動でこの人からどういう反応が引き出せるか予想はつくはずだ、だったら自分が引き起こしたその結果を潔く(嫌いな言葉だが)受け入れろ」とだけ言ったのに「ひどい言葉を言ったことが悪いか」に捻じ曲げられてぐずぐず言い訳されたのは非常に不愉快。だって俺「ひどい言葉」なんか全然問題にしてねーし。http://ch02148.kitaguni.tv/e74921.html )↑ここらへんのやりとりをみると今も昔も変わりないことをやっているようだ。ある一点だけをとって、いつまでも「ものを語る資格」など他人に値踏みされる筋合いはない。ましてや、ブログの開設・閉鎖など誰かが指図できる類のものでなく一個人の自由だろう。あー、むかつく。以上、改行、フォント指定その他、原文ままを移植できているはず。引用元スクリーンショット(引用不可部分をフィルター処理済み)1枚目、2枚目、3枚目、4枚目、5枚目。 まず、「主張が論理的だから、科学的だからと、その中身を吟味することなく肯定されるべきだとされる」とあるが、論理的であろうとしている人がそのように振る舞っていた事例は、私個人は見た事がない。しかし、もし実際に、中身が吟味されずに「論理的」な主張ーーそれは論理が破綻しているのじゃないかとも考えるがーーが肯定されているシーンがあったら、批判されてしかるべきだと考えている。 また、『現実のほうが陰謀論よりメチャクチャなのに、「陰謀論」をわざわざ取り上げて見下して何をしたいんだ?』ともあるが、現実が陰謀論よりメチャクチャであることは、陰謀論を批判的に読み解くことを停止する理由にはならない。 というような点はあっても、このエントリには「陰謀論」や「ニセ科学」批判の行動がもたらす印象を語る言論として、「陰謀論」や「ニセ科学」へ批判的な目を向けている個人にとって、今後の発話を考える上で参考になる意見だと考えた。限定公開記事内容を「ご自由にお持ちください」と快諾いただいたDoX氏に感謝する。ありがとうございました。 なお、DoX氏には、私が2008/04/29にアップロードしたエントリ『 既視感の「女の子」』を対象に含むと判断できる批判を、当初、アメンバー限定記事にて(後に「知的選民階級の言論占有に抗議する(笑」として公開)付き合いがあったときいくらでも直接指摘する機会があったのに、相手が接触を絶ってから「あのひとはああだった」と言い合ったり、あてこすりや揶揄したエントリーを上げて「私たちは正しかった」ことをいつまでも互いに確認しあっているのは「女の子」なんてかわいいものどころか「ネチネチイヤミババア」(笑自己像は「女の子的なものからかけ離れたさっぱりした性質」なんだろうけど、長年野良猫氏の様な品行方星イヤミ村と戦ってきたエロガッパ星タフガイ村出身(自己申告)の俺からすると、陰湿この上ないね!その都度「こういうのはいくねーんでないかい」って指摘すりゃあよかったじゃんかよ。俺なんか入り込むの気が引けるほどベッタリなアマゾネスごっこ遊びで付き合ってたんだし!との内容で頂いているが、私が『 既視感の「女の子」』を4/29時点でアップした理由はそのエントリの締め部分に明記してある。そしてもう一点、この批判そのものが、批判発言者をも射程に収める発言だろう。 4/29時点でアップした理由は、一連の出来事に関し誠実な考察を続けている玄倉川さんが、もしかしておもちでない視点かもしれないと察しをつけたからだ。たまたま見かけた玄倉川さんのブクマコメで。トラックバックをお送りして、ご訪問いただいた玄倉川さんにはその旨をコメント欄でお伝えしている。 そして、そのブクマのついた記事を例に、こういう行動をする個人がある程度の頻度でいることの認識を、(玄倉川さん以外(?)の方には改めて)共有していただく事は、この、思いもかけないほど波及した水伝受容批判に始まる出来事の読み解きや、今後に起こるかもしれない似たような出来事で不本意な思いをする個人を減らす事につながるかもしれないと考えている。 でも、どうやら、こう言ったことは明記しているしていないにかかわらず、解る人には容易に解ってもらえるし、そうでない人にはずっと解りえないものの、の様な気がしきりとする。「HERIKUTSUなる日々」さんの「ネットと性差。」…まぁ、仕方のない事なんだろう。 そういえば、nagonaguさんの『「やさしさ」の全体主義についてのメモ』コメント欄にて、kojitakenさんがとある方に関して「女性だって今日初めて知った。だってあんなに感情的になるのって、男かとしか思えなかったから」とお書きだったのが興味深かった。kojitakenさんの経験則においては、男性の方が感情的になるものなんだろうかと。 |
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