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[ 613] 永井孝尚のMM21 > なぜ、日本人のプレゼン資料が海外に伝わらないのか? : ITmedia オルタナティブ・ブログ
[引用サイト]  http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2007/08/post_c46c.html

加藤さんのきょこコーリングのエントリー「アメリカ人に通じるプレゼンを作るために」で書かれていた「アメリカにいる上司を説得しなければならないときに、「英語力を上げよう」として英会話に通ったり、ビジネス英文の書き方の本を読むのではなく、MBA関連の本を読むとのこと。」という箇所を読み、非常に納得できましたので、ちょっと考えてみました。
日本人が作るプレゼン資料が、なかなか海外の人に伝わらないということは、海外とコミュニケーションをなさっている方であれば、経験なさっていることと思います。
私は以前、海外のIBM社員や大学教授が審査員になっている社内のマーケティング試験になかなかパスできず、理由を考えたことがあります。(この試験は、ケース・スタディに対してマーケティング戦略を構築しドキュメントにまとめる形式でした)
合格答案はほとんど海外IBM社員によるものでしたが、上記の2タイプのうち前者のタイプばかりでした。一方で、日本人の不合格答案は、後者のタイプが多いことが分かりました。
前者の海外IBM社員による合格答案は、非常に論旨が明確でした。日本人からすると「何をいまさら当たり前のことを」という内容まで、丁寧に、しかしエッセンスを簡潔に書いています。一通り読むと、ロジックが明確で、戦略が論理的に導き出されたことがよく理解できます。
これに対して後者は、絵は非常に凝っているのですが、説明がないのでドキュメントだけでは何故そのような結論になるのかが分かりませんでした。
恐らくオリジナリティのあるアイディアが至る所にあるのですが、何故それが全体の戦略の中で意味があるのかが明確に説明されていません。
全体のロジックが読み取れないため、恐らく何らかのロジックはあるのでしょうけれども、思いつきで書いているように見えます。
文化的背景が異なる人々から構成されている欧米社会は、ローコンテキストコミュニケーションの社会です。つまり、暗黙知の共有度が低く、形式知によるコミュニケーションが主体に社会です。このため、ロジックが明確であることが重要であり、文章でロジックを記述する方が伝わることになります。
一方で、日本はハイコンテキストコミュニケーションの社会です。つまり、我々はお互いに暗黙知を共有しているため、ドキュメントで凝った絵が何枚も続いても、その絵の間のロジックを読む側が補完できます。そのため日本人同士であれば伝わります。
一方、欧米人とはそもそも暗黙知が共有できていないため、凝った絵が何枚も続くと、欧米人はその間の意味が日本人同士の時のように補完できません。従って理解できないので意図が伝わらず、相手も動かない、ということになります。
(ローコンテキストコミュニケーションとハイコンテキストコミュニケーションについては、以前こちらで書きましたので、ご参照下さい)
プレゼン資料の作り方に限って言うと、上記で書かれていることを理解できれば、実は解決は比較的容易ではないかと思います。
その際、相手が何も知らない状態でも分かるように、背景等も簡潔に書く(追記: 2007/8/16 13:00) 上記は、ロジックがしっかり通っていることが大前提です。ロジックがない話は、そもそも海外には通じないと考えた方がよいでしょう。欧米社会では、大きなイベントや戦略的製品のローンチでもない限り、日本のように凝った絵はあまり見ることがありません。
欧米社会の人達も、必ずしも長々とした文章を好きで読んでいるのではない筈です。恐らく、実は凝った絵を作れる人材が少ない、というあたりが現実なのではないでしょうか?
ちょうど日本のマンガが世界を圧倒しているように、ビジネスの現場でも、日本人が作るプレゼンの絵に明確なロジックが分かり易く付けられれば、ビジネスの世界でも圧倒できる可能性があると思います。
このために必要なことは、我々のちょっとしたブレークスルー、つまり欧米社会のコミュニケーション・スタイルの理解とその対応なのではないかと思います。
非常に読み応えのあるエントリーで、興味深く拝見しました。全く同感です。欧米に限らず、海外の人間とコミュニケーションする場合には、「これはわかっているはず」という思いこみをなくすことが不可欠だと思います。同様に「なぜこれをやってくれないのか」「なぜこれができないのか」という不満も、ある意味では的外れなのでしょう。彼我には、文化・教育・社会など、実に大きな隔たりがあるということを理解する必要がありますね。
TBありがとうございます。そして、こちらのエントリをみて、とても参考になると思いました。MBA本に加えて、コンテクストの違いを意識することは重要ですね!わかりやすいロジックを心がけていきたいものです。
もう一つ、日本人はその場で意思決定という習慣がありません。資料は持ち帰り、何回も読まれ、稟議を回すために作っています。だから力を入れて凝っている絵を描く意味があります。欧米かつアジアの大半はその場での意思決定の文化が強いです。プレセンはその場の感情を盛り上がるためにすることであって、詳細をそれほど書かなくでもその場で喋ればいいです。資料というよりプレセンターの腕が決め手という場合が多いようです。
私もravenさんと全く同意見です。お互いの間にどのような溝があるのかを認識し理解しあうところから、異文化コミュニケーションは始まるのですね。
きょこさんのエントリー、大変参考になりました。ありがとうございます。確かに、高コンテクストや低コンテクストで検索すると色々出てきますね。
なるほど、確かに根回しを重視する日本文化では、その場では意思決定されずに、資料は持ち帰られて稟議資料となりますね。参考になります。
同じ欧米型でもappleのジョブスが見せるような前者型のプレゼン資料がある一方、マイクロソフトのビルゲイツが見せたような絵がやたら多いよくわからん資料なんて例もあります。
一方で、日本人でもうまい人や会社は絵と文字のバランスがよく、きちんとした評価を受けています。ERPで比較的知られている会社の営業のことなどご存知ないですか。
デカルト以来の要素還元主義で発展してきた西洋社会も、その限界に突き当たりはじめてきており、最近は禅的な思想も取り入れ始めているように思います。最前線の複雑系理論等は、まさにそうですね。その観点では、uedaさんがおっしゃるように、欧米型と日本型に分けるのに違和感があるのはよく分かります。
日本人で素晴らしいプレゼン資料があるのも、全くおっしゃる通りです。本エントリーでは、海外の方々にとって分かりにくい日本人が作るプレゼン資料を考察してみたもので、「日本のプレゼン資料が総じて分かりにくい」という主張ではありません。もしそのように受け取られたとすれば、それは私の文章力の問題ですので、お詫びいたします。
まあ永井さんが仰るような日本人のプレゼンの絵はコンセプト図というか説明なしで一意的な解釈がし辛いものと思われ、↑のようなトリセツの話とは別でしょうけど。
ちなみにその手の概念図ってマッキンゼーとか米欧系のコンサル会社がめちゃ得意ですね。理解しやすいものが多いですけれど。
昔、海外の写真フィルムのマニュアルを入手したときも、ギッシリ文字が書かれていてびっくりしたことがあります。
おっしゃる通り、単純な絵にするのは、決して単純な作業ではなくて、結構高度な抽象化能力が求められますよね。
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東工大に来て、プレゼン資料の作り方(パワーポイント)が、凝っているのに驚きました。悪くはないんだけど、ただそのあり方は前の大学とはちょっと違いました。どっちが正しいかわかりませんが・・・まあ、ところ変わればっていうことでしょうか。...

 

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